hiroshima note つると、さだこさん

わたしは戯曲「父と暮せば」(作:井上ひさし)の美津江が陸上部で駆け回っていた、というところを読むと、かけっこの速かったさだこさんを思い出します。


小さなころ被爆した佐々木禎子さんに原爆の影響が表れたのは、ずっと大きくなってから、小学校の上級生になってからでした。

鶴を千羽折れば願いが叶うと聞き、病院で折り続け、千羽を超えますが、亡くなってしまいました。白血病でした。


同級生たちがこの話を知らせ、募金活動を行い、碑ができました。

鶴を折ったさだこさんと、できることを探した同級生たちの先に小学生のわたしたちも居て、だから鶴を折っていました。

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