ななつめ EDGEHOG from POCHI
shiho
叫びたくはない やさしく伝えたい
叫びたくない それなのに
叫んでしもうた
× POCHI
罵詈雑言の嵐が我が家の物干し竿を叩き落としたので
窓を突き破ったときのガラスの破片で指を切りました
流した血を一滴一滴ボトルに詰めれば
飢えた獣の誘い水にでもなるかな、と
そう考えていたあの頃の世間知らずの自分は
「きっと誰かと分かり合いたい」と願う傍ら
「お前らに俺の事なんぞ分かるはずがない」と
承認欲求の塊なんて面倒くさいだけと言うのに
それでも
本当を見て欲しいと思わずにはいられなかったんです
そんなんで
誰が本当の自分なんて見付けてくれると言うんですかね
そう言ってもあの頃はつゆも考えられなかったんです
EDGEHOG
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